5歳の女の子ってこんな感じです

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 生まれたとき、本当に嬉しかった。だから毎日、宝ものだよ。大事の娘。生まれてきてくれてありがとうね、と声をかけて育てた。愛されることを知っている人は、同じように人を愛することをできるんだということを、娘から学ぶ。ありがとうとごめんなさいが素直に言えるし、パパとママや、まわりの人をみんな大切にすることができる。パパとママの区別もしない。パパとママ、どっちもおんなじグラム好き。その言葉を、間違えたことはない。

 だからといって完璧に子育てができているわけではない。たぶん一人っ子ゆえに手をかけすぎているし、甘やかしすぎている。大事なところで怒っているつもりでも、そんなに怖がらない。どうせパパはあたしのこと大切なんでしょ、と見透かされていて、あまり効果がない。

 今日は雨の予報。雷注意報が出ていた。雷に打たれて亡くなるひとは、実はけっこういる。すごく低い確率だとしても、万が一もある。だから、わざわざ雨の日に、ましてや雷予報の出る日に、外で遊ばなくても良いと思っている。大切すぎて、心配しすぎているのかもしれないけれど、自分より大切に思う娘に何かあったら、後悔してもしきれない。

 今日は雨だから遊んだらダメ。

 そう言ったけれど、まったく効果はなく外に出てしまった。友達と遊ぶのが何より楽しいのだ。一人っ子だから特に、家で遊ぶよりは近所の子供と遊ぶことが楽しくて仕方ないらしい。調子に乗って、家の傘を全部持ち出したりするので、いけないことだと怒ったが効果はない。普段、聞き分けがない子供ではないのだけれど、まったくと言ってよいほど言うことを聞かない。

 帰ってきてから、めちゃくちゃ怒った。力ではパパに勝てないことを教えた。正しいやり方かはわからないけれど、ある意味では父親にしかできない。子供のころ、男の子だったこともあって母親は少しも怖くなかった。とにかく口うるさかったが、それだけだった。最終的には父親が出てきて、とんでもなく怒られた。それはめちゃくちゃ怖かった。正しいやり方かはわからないけれど、育てられたやり方は、身にしみついているらしい。もちろん暴力はふるわないけれど、怖い、ということを教えることは可能だ。絶対に勝てない、大きな力。

 それでも娘は離れずに、本当はパパ怒ってないんでしょうという態度だった。女の子は恐ろしい。この年でも、もうなんでも見透かしている。ただ、今までで一番くらい怒ったので、泣いて、ごめんなさいと言った。何で怒ったのかを説明して、まだ子供だから親の言うことを聞かないといけないことも教えた。怒っていることには理由があるのだというと、じゃあママがテレビ見たらダメっていうのは何でというので、もう朝からずっとテレビを見たでしょう。目も悪くなるし、テレビを見すぎるのも頭によくないからだよと答えた。わかったと娘は言った。大きくなって自分でお金を稼いで、自分で生きていけるようになったら言うことを聞かなくて良いけれど、それまではパパの言いつけはまもりなさいというと、分かったといって胸に抱き着いたまますーすーと寝息を立てた。怒られすぎて疲れて眠ったようだった。

 いつか大きくなって自分で仕事をするようになったら、怒られることもあるし、我慢しないといけないこともたくさんある。子供のころに甘やかしすぎるのは、やっぱりよくないだろう。怒られることにも慣れないといけないし、メンタルも強い子供でなければいけないし、ちゃんと我慢することや、間違ったら反省することも教えないといけない。最低限、親の務めだ。

 自分が完璧なわけでなもないのに、子供はちゃんと育てないといけない。だから逆に子供に学ぶことも多いし、しつけながら、親に感謝することも多い。

 一人娘。箱に入れて育ててるわけではない。むしろ、かなり逞しく育ててしまったと思う。車の中で、一人で眠ることもできる。普通、怖がるんではないかしら。魚の釣り方もしっているし、赤ん坊のころから転んでも泣かない。注射だって、最初のほんの数秒怖がるだけだ。気が強いから、自転車に乗ることにも恐怖心がなく、最初からいきなり乗ることができた。

 箱に入れて育ててるつもりはないが、本当に大切すぎて、お嫁に出せる気はまったくしない。寿命が150歳くらいまで伸びて、ずっと面倒を見て上げれたら良いのになぁとすら思う。でもそんな親の気持ちに反して、子供は大きくなる。5歳だからそう思うけれど、7歳になればもう一緒に遊んでくれないのかもしれない。パパより友達。もっと大きくなれば、魚釣りにも行ってくれないし、パパの洋服と一緒に洗濯するのは嫌がるのかも。

 でも、それでいい。大きな怪我をせず、大きな病気をせず、健康に大きくなってくれたら。大きくなって嫌われてもかまわない。そんな次元の愛情ではない。親ってたいしたもんだな、と自分で思う。

 怒られ疲れて胸の中で眠っている娘の体温を感じながら、この作文を書きました。お誕生日おめでとう。5歳になってくれてありがとう。鹿児島と天草からお祝いを頂きました。重ねてありがとうございます。