ふーさんは暴れん坊なのでケンカも強いかと思っておりましたが、
ことパワーにおいては、男の子とは格段の差があるようです。
遊び方もパワフル。
ふーさんがコップで水を汲むのに対して、男の子はバケツで。
身体つきも違っていて、ふーさんは華奢です。
ケンタにそっくりのカモシカばりに細い手足をしていますが、
これは女の子の場合は得でしょう(男の子だと虚弱ですが)。
どれだけ食べてもまったく太らない体質も、たぶん遺伝してる様子。
さて。
このところ、たったの1日で見違えるように言葉が発達します。
今日は、「こわい?こわかった?ママもこわかった?」
と、自分の中で言葉の意味を確認するように、「こわい」という
言葉を使い分けていました。
ブーブーで行った。
ママとすべ(すべりだい)した。
今日何をしてきたのか尋ねても、文章で答えます。
ふーちゃんもしたい。
ふーちゃんが、した。
なば(砂場)行く。
なば行きたい。
にゅうにゅう(牛乳)のむ。
にゅうにゅうのみたい。
パパもする?
パパもしたい?
主語と述語を上手に使い分け、同じ言葉も形を変化させて遊びます。
いろいろな言葉が脳の中で繋がっていくのが見てとれます。
なるほどなるほど。男子が女子に口で勝てないのが、よく分かります。
そして、文章を話すときは確認するように言い方がとてもゆっくりになります。
さらに舌っ足らずなので、やたら可愛い。
話し終えると、思わずチューしてしまいます。
大人たちはみな口を揃えて、今がいちばん可愛い時期ね。3歳までだよね。
と言いますが、まさにそうだろうと思います。
話始める時期。まだ上手には話せず、まだ上手には走れない。
小さいけれど、大人と同じように背伸びして成長している様子。
今度、海(沖縄)へ行こうね。
飛行機に乗って行こうね。
と伝えると、「怖い」といい、「パパも?」と聞きます。
パパも行くよと答えると、「ふーちゃんも行く」と。
子供が好きな方ではなく、子供が欲しいともあまり思わなかったけれど、
子供が生まれると、こんなにも可愛くて、大切なものかと実感しますね。
おんせん!おんせん!おんせん!おんせん!
まったく意味が分からず戸惑っていると、ケンタの顔を自分の両手で
挟んで、自分の方を向かせて、おんせん!おんせん!!おんせん!!
必死過ぎて伝わりました。風船や。
最近水風船で遊んでるので、物置から風船を出して膨らましてと
伝えているのでした。
ふうせんという言葉もうろ覚えなので、ちょっと忘れておんせんに。
かわいか。
他には、いっぱいがいっぷーになったりします。
おんせんいっぷー。
=風船をいっぱい作って欲しい。
ほとんど暗号です。
いちばん可愛い時期がすぎても、今度は何でも出来るようになるので、
月に1度の天草遠征では、一緒に釣りをすることが出来るようになるでしょう。
小学生になるまでは時間があるので、遊び放題です。
楽しみやな。
やがてパパを嫌いになるけれど、それはまた大きくなってから考えよう。
三つ子の魂百までとは深い言葉で、
その中には、
知能を伸ばすことや、手先の器用さを伸ばすこと、
才能を見つけ、伸ばしてあげること、
好奇心を育てる事、好きなことをたくさん与えてあげること
など、考えるだけでも親の責任は重大です。
ハサミやのりを使って物を作る事。
作ろうと思えば、何だって考えられます。
画用紙を切って、蟹を作る。
ヨーグルトのカップを使って、タコを作る。
作ることの楽しさを覚えることでしょう。
海へ遊びに行けば、海を好きになり、
山へ遊び行けば、山を好きになり、
川へ遊びに行けば、川を好きになり、
総じて、外に出かけることが好きになることでしょう。
料理を教えれば料理が好きになり、
ピアノを教えればピアノが好きになり、
釣りを教えれば釣りが、虫を採りにいけば虫が好きになるでしょう。
好奇心が旺盛で、底なしの体力を持つ子供時代に、
どれだけたくさんのことを経験させてあげられるか。
親の責任は重大です。
人生は何も頭が良ければ、あるいはお金があれば幸せなわけではなく、
たくさん好きなことがあって、毎日を楽しく生きれることも大切です。
イヤイヤ期のことを調べたら、まさに今、ふーさんに起こっている
ことがそのまま書かれてありました。
自分でやりたがる。でも上手くいかない。時間がかかる。
親が手伝ってあげると早いですが、何でもしてあげると自発的な行動
をしない人になってしまうそうです。
育児書通りの特徴が表れるということは、
それが人間にとって成長する上で必要な時間ということです。
時間がかかっても、見守ってあげる。
出来ないことは、さりげなくフォローしてあげる。
ふーさんの未来を思えば、たやすいことです。