はじめに
結論から述べておくと、お金があれば良い艇を買ったほうが良いです。巡航速度が全然違います。でもそれを除けば、安定性はむしろ格安艇が上。ワテクシのようなお小遣い以上の出費が絶対に許されていない格安パパの場合、この選択肢もアリなんではないかしら。
私艇、格安カヤック
上記リンクから御覧ください。別タブで開きます。
格安艇といえばこちら。そもそもはユーチューバーくーねるさんが乗っていたことから一気に広まりました。くーねるさんの場合、カヤックに限らず道具はコストをかけず、工夫したり手入れしたりして長く大事に使うイメージがあるので、なおさら説得力があります。安くても良いものを見極める力とでも言いましょうか。
こちらのカヤックを買うと、以下のセットがついてきます。
なんと、税込み35000円のカヤックなのにこれだけのセットがついてきます。送料は6500円。安い。ただし運送会社営業所止めとなりますので、カヤックを買う前にキャリアとタイダウンベルトを入手しておく必要があります。
タイダウンベルト。これとキャリアがあればカヤックを車の上にのせて運べます。
カーキャリア。車種によって取りつくか調べる必要がありますが、調べれば15000円くらいでもあります。
カヤックのアイテム
次は、カヤックを購入したら揃えたいものをご紹介していきます。
海の上でカヤックは、他の船からの視認性が非常に悪いため、自分からアピールする必要があります。自分の身を守るためにも、必ずつけましょう。
このセットを購入するとスターポートマウントもついてきます。ケンタはポールを紛失してまったので、あらためて調べて園芸用のダンポールという500円くらいの棒を買ってきて差し込んでいます。
ロックされた状態。わかりにくいですが、7時方向の星の角がふさがれてます。これがロックされた状態。差し込んだオス側の星の角をおさえることでロック機能が働きます。
黒いパドルがセット品ですが、海上のカヤックはパドルなしでは進みません。つまりパドルを失った場合帰る手段がなくなります。もちろんパドルはリーシュコードで艇につないでいるので紛失することはありませんが、パドルが折れるという可能性もあります。なので予備パドルは必ず積んでおきましょう。
アンカーにもいろいろありますが、いわゆるシーアンカーで底の岩にカヤックを固定してしまう方法は非常に危ないと思ってます。風や波の力が大きくかかった場合、艇が傾いて沈してしまう。パラシュートアンカーは潮の流れと一体化しますので、わりと安全なのではないかしら。風を受けると簡単に流されてしまう軽いカヤックは、潮の流れにひっぱってもらうことで安定しますが、これは潮と風の菅家おいや強さ加減で変わってくるので使えないことや、必要ないことも多いです。ただ、ナウシカのように風を読むこと、潮を読むことは海上では必要な能力です。
パラシュートが傘のように広がることで抵抗となって艇をとどめてくれます。また船先が風上を向いてくることで安定し釣りがしやすくなります。写真上の黄色い浮きがアンカーの位置ですが、この黄色い浮きを回収することでパラシュートがしぼんだ状態での回収になり抵抗がなく安全です。この黄色い浮きの先頭からロープが出てカヤック側から引っ張る回収が一般的ですが、カヤックの場合ロープが多い問い何かと不都合がおおいので、切り落としました。カヤックは自由に動けるので、カヤック側が動いて浮きを回収したほうが手っ取り早いです。
魚探はガーミンストライカー4を使用しています。安くて性能もよいのでコスパ最高だと思います。
これを動作させるのに12Vのバッテリーが必要ですがあの思い電源をカヤックにのせるのは大変。というわけで、ほとんどの方が5Vのモバイルバッテリーで動作させています。最近のモバイルバッテリーは容量も十分なので、12Vに昇圧して使っても屁の河童です。
防水性能のあるものを使っておけば安心。
接続するためDCプラグも必要です。これのケーブル側をガーミン魚探付属のケーブルとはんだなどで接続して使います。これは以前動画にしましたのでよかったらご覧ください。
そして振動子。これが意外にやっかいで、負荷になるので巡航速度を落とします。忍proというカヤックだと艇の真ん中に振動子をつけることができるので問題ありませんが、通常の艇は左右どちらかに固定することになります。できるだけ抵抗を減らす、ということを考えた結果、このシステムにたどり着きました。
パラシュートアンカーを使うために取り付けたローリングシステムのブラケット。現在はパラシュートアンカーは船先に結んでつかうので空いてます。こちらに、振動子をつけてみることにしました。まず振動子をアルミステーにタイラップで固定しておきます。これを、
振動子分の抵抗以外は、ほとんど抵抗を受けないと思います。
以上、世界一しきいの低い、格安カヤックフィッシングの始め方でした。ケンタもそろそろ格安カヤックは卒業して良い艇を買いたいですが10万をこえる趣味の買い物なんてとても許してはくれず、なきながら格安艇をカスタムして使ってます。
はっきりいうと、これでほとんど問題はありません。巡航速度は1.2k/H落ちるかもしれませんが、かわりに広い横幅と座位置の低さが艇に安定をもたらします。沖まで行かずとも魚は釣れるのですから、これで必要十分。
あ、そうそう。この格安カヤックですが、中華性なので作りは残念ながら雑です。ネジなんてひとつひとつ斜めに刺さってたりします。なので買ってきたら、コーキングをする必要があります。偽装品を外してコーキングを塗ってから再度ネジで取り付ける。周りもコーキングしておけば安心でしょう。ホームセンターに行けば色付きのコーキングが売っております。ケンタは艇の色的に黒だと違和感がありませんで、黒いコーキングを使ってます。
よかったらあなたもカヤックはじめませんか。ケンタでした。