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2018年3月 聖地、平戸遠征 エギングからジギングまで

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相棒のサンジと、everyの初遠征に行って来ました。

彼(サンジ)は、先日まで針の一つも持っていなかった男の子ですが、
ケンタやユーチューバー釣りよかでしょうの影響もあり、釣りの知識は豊富。

そしてスケールのでかい男の子なので、いきなりやろうとすることが壮大。

アジング、エギング、ジギングから泳がせまで全部やるのだと言い出し、
わずか2日間ですべてのタックルと道具を揃えて見せました。

しかも釣った魚を調理してキャンプをし、車中泊もするのだと言うことで・・・・

なかなかおもろい男の子やないかい・・・・

ならばケンタもとことん付き合うしかありませんな!と、everyを全力でカスタムし、
ようやく、この初遠征へ出かけることが出来たのでした。

なぜ初遠征が平戸だったのか?

どうして聖地を選んだのか思い出せないのですが、たぶん、そこが聖地だからでしょう。
(注1:愛する天草を裏切ったわけではありません!)

そして全国的に知られた釣りの聖地だけあって、本当に聖地でした。

アラカブは当然ながら鯵(アジング)にヤリイカ(エギング)、ジギング(メバル、シーバス)と
やろうとしたことほとんどを達成。

おしむらくはクエや青物を狙った泳がせ釣り。

型の良いアジをアジングで用意し、朝までバッカンで活かすところまで成功したのですが、
泳がせ釣り・・・難しい。

根がかり連発に、鯵も毎回外れる始末。

根本的なところで躓いたので、もちろん何かを釣り上げることはできませんでした。

仕掛けの見直しや場所の選定が必要な釣りのようです。

というわけで、遠征記はまた後日ご紹介することにします。

かなりの冒険だったので、いろんなところが痛い・・・・

このキーボードも、痛めた指先で何とか打ちました・・・

初海釣り(本来はバサー)で、いきなりシーバスをあげてみせたサンジ(しかもダイソージグ//)。
ちなみにアジングでも鯵とヤリイカを釣り上げました。アジングでヤリイカをあげるとは・・・恐るべし・・・

ちなみにケンタのシーバスのほうが、これより27センチ大きいです(初心者に負けなくてよかった・・・笑)。

バサーだけあって、キャストも上手です。

1日目

大潮から中潮に変わるタイミング。
夜は18時から上げ続け、あくる朝も6時から10時まで上げ続ける。


まづめ時に潮が大きく動く、年に二度行けるか行けないかレベルの絶好の潮周り。


しかも場所は平戸。

前夜、決戦へ向けての興奮で眠れず、朝方ようやく眠気が来てウトウトしていると、
ブフォンブフォンという独特の低音の響きが耳に届いた。どうやらあの旧車乗りが到着したようである。

彼の中は、サンジ。悪名高い伝説の海賊らしい。

ようやく眠れそうだったのにな、と思ったが、約束の時間なので仕方がない。
眠い目をこすりながら外に出ると、彼はスーパームーンのように目を輝かせていていた。

さすがは遊ぶために生まれてきた男である。

everyに荷物を積み込み、早速出発。

最初の目的地は松浦。貧乏釣行記のため、高速は使わない。平戸まで行って片道160キロ。
費用としてはガソリン代だけなので、往復でも一人1500円の試算である。


ただ、やはり時間がかかる。食事をとったり休憩したり、さらには日曜日でもあるため
松浦まで4時間ちょっとかかった。交代で運転したので一人2時間くらい。
everyは良い車だがコストは究極に削られているためか、直立のシートは腰が痛い。

さて。松浦まで来たものの、そこはアウェイ。情報が全くない。
とりあえず最初の港に立ち寄り、潮のよさそうな堤防の先端に立つ。


外灯があったので期待したが、どうやら点灯しないらしい。
アウェイのアジンガーにとっては手痛い洗礼。500円も払った駐車場代が惜しいが、
まづめ時に外灯のないポイントは可能性が低い。というより装備も手薄のため、
堤防の先端の暗闇の中でロッドを振れる状況ではない。

早めの判断で、移動することにした。

次の港へ立ち寄ったが可能性を感じず、さらにもう一つ先の港へ立ち寄ってみた。
煌々と外灯が海を照らしている。覘きこんで、わかった。


居る。サンジが移動するか聞いてきたが、ここにしようと答える。

ケンタレベルになると、海を見ただけで鯵の気配を感じられるようになる。
水深、港の形状、潮の流れ方、外灯の感じ。

さらにはシックスセンスのようなものを足して、海に聞いてみる。
海よ、鯵はおりますかな?はいおりますよと二つ返事で海が答える。

そうですかありがとうと、アウェイの決戦の場を決めた。

スロープに近い、明暗の際を探ってみる。最初は保険でガルプ。
いきなりボトムを取ってからリフト&フォールで寄せてくると、何度かあたりを感じた。

居るとなれば話は早い。可能性を探ってみる。

活性が高いから、もしかして浮いてるかも。

中層。アジは縦の動きに弱いが、活性が高いと上層から中層でベイトを追い回している可能性もある。
ためしに中層タダ巻きで引いてくると、あたり。

虎の子の一匹を手に、意気揚々とサンジのもとへ走ると、次の瞬間に彼はケンタのポイントを奪っていた。
てっとり早く成功者に学ぶことが、人生の方針らしい。

今回の鯵は翌日の泳がせに使うため、アジをバッカンで蘇生させてから戻ると、何やらサンジが言いたげ。
でも鯵とめばるのあたりの違いとかわからんすわとかなんとか言っている・・・・。

まさか?バッカンを覗き込むと、・・・・釣れていた。

初アジングで、いきなりあげるとは・・・。これも一重にケンタの教えが良かったのか。
一緒に釣り具屋へ行き、ロングキャストできるロッドを選び、外れのない名リールに感度のよい0.3号のエステルライン。

そしてケンタの見つけたポイント。これは完全にワテクシのおかげだろうと自分を納得させる。

その後はいろんなパターンを探り、数匹の型の良い鯵をゲット。これは良いとレインズのアジリンガーPRO
という大きなサイズのワームにかえてタダ巻きすると、鯵とは違う引き。

手元でプシュっと離れたのを見て、イカや・・・・。エギングに変えて(かじゅ師匠直伝のパタパタ)ヤリイカをゲット。
今まで何度しゃくっても釣れなかったイカが・・・いとも簡単に・・・・。これが聖地・・・。

ケンタが最初の1杯をあげたのを見たサンジが発した一言目が、「おっ、沖漬け!!!!」。

釣りよかでしょうの影響で、イカが釣れたら沖漬けすると決めていたようで、オリジナルブレンドの醤油だれ
(酒醤油みりんで、2:2:1)を作って持ってきていたようです。

さすがはサンジ。オシャレとキャンプの準備に手は抜きません。
釣ることだけでなく、食べることまで興味しんしん。海の料理長と呼ばれる男は違います。


鯵数匹とヤリイカ4杯をあげたところで満潮潮どまり。ぱたりと気配がなくなったので移動することにしました。

次の港は、これまたヤリイカ祭り。目測で100杯のヤリイカが、不定期にやってきます。
サイトフィッシングで釣りまくりました。サンジは100均エギで挑戦しましたが、こちらにはまったく来ず。

寄ってきて逃げていきます。100均エギ。あかん・・・・。しかしエギはダメと見切ったサンジ。
今度はアジングでヤリイカを釣り上げました。あの針にどうやってかけたんや。おそるべしビギナーです。

ここでもヤリイカ数杯をあげ、こちらは当日刺身で食べるために絞めてからそのままクーラーへ。

初めての場所なので平戸の漁港も気になりましたが、時間が時間なので朝まづめを迎える地磯まで行くことにしました。
朝まづめに場所をとれるよう、キャンプ地は地磯の駐車場に決めていたのです。

しかしこの地磯。釣りよかでしょうでもたびたび登場する名ポイントですが、辿り着くのは大変。
細い山道を必死で登っていく必要があります。小回りの効くeveryで良かった。

携帯アプリのヤフーカーナビを頼りに、道なき道をゆきます。というかナビを見る余裕がないので、
サンジの報告を聞きながら、右、左と道を選び進みます。次は右っすとサンジ。

そして、辿り着きました。行き止まりに。ナンデヤネン!!
うらめしげにサンジを見ると彼は彼で青ざめているようです。車酔いが云々とつぶやいております。

折り返す道幅はないのでバックで戻るしかありませんが、道が酷い。石の崩れたような巨大な穴ぼこに、雨による泥も混じり、
さらにはくだり坂(バック側に登る道)。タイヤが泥ですべり戻れません。万が一穴ぼこに落ちたらeveryは終わりでしょう。

穴をさけるには寸分狂わぬ精密な運転技術が必要。しかし生半かなスピードでは泥にはまりタイヤがすべります。

男は度胸!!!っとばかりに活躍したのは他でもない海のコック、サンジ。

信じられないスピードでバックし、まさに針の穴を通すような精密さで、穴を抜けることに成功しました。その瞬間、ふたりして脱力。
へたりこみました。必死だったので気づいておりませんでしたが、かなり疲労していたのでした。


思い出すだけでも疲れたので、今回はこれで終わります。


1日目の夜

古来より人間は狩猟して得た獲物を調理し、自らが喰らうことで命をつないできた。
正直、平戸の港も回ってみたかったが、もう日付が変わっていた。

生きるためには食べなければならない。
そして、生きるためにはまた獲物を狩らなければならない。

食べること、眠ることで体力を回復させ、また狩りにでかける。それが本来の姿だ。

everyを駐車場にとめる。土はフカフカしておりキャンプ地として申し分ないところだ。
降り続く雨の中、カーサイドタープを張る。これほどタープが役に立つ日はない。

生きるために協力する。片方は魚をさばき、片方は調理をする。
人間が集団で生きる動物であることを思い知る。

ヤリイカ。釣りいろはで徳さんがさばいたのを見たばかり。
エンペラをつかんで、皮がきれいにはげます。

隠し包丁を入れて、刺身と、鉄板で焼くように切ります。
刺身には卵の黄身を投入。


釣って絞めたばかりのヤリイカ。得もしれぬ旨さ。
釣り人だけが味わえる釣りたてだけに在る甘さが舌に残ります。


アラカブは捌いてからサンジへ。もちろんお味噌汁になりました。
ご飯を炊いて、ソーセージとイカを鉄板で。ウスターソースをかけて屋台の味。

&酒。

生きるために喰らいました。

雨の音がBluetoothのスピーカーから流れるBGMに混ざり、心地酔い雰囲気。

3時半。

車内に戻り、ワテクシは上段に、サンジは下段に。
横並びをさける工夫。パーソナルスペーサーなワテクシの気遣いです。

パパンに譲り受けたフカフカの寝袋に身を包みます。
車中泊、興奮して寝れないねとサンジ。その言葉の2秒後の記憶がありません。

死んだように眠ります。朝まづめまで3時間。横になり足を伸ばせる大切さ。
3時間でも熟睡できれば、体力は回復します。

二日目

閉じられた意識の奥で、誰かが呼んでいる。懐かしい声だ。次第に記憶が戻る。

携帯から音楽。車の中。目が覚める。

雨の音。カーテンの隙間から、明かりが見える。携帯を取り、覗き込む。6時半。
空はすっかり明るい。朝だ。

恐ろしいほどよく寝ていた。サンジも同じらしい。
閉鎖的な空間は、もしかすると家の中の心地良いベッドより深く眠ることが出来るようだ。

タックルボックス。ロッドも手に束ね、無言のまま歩き出す。
険しいけもの道の奥から、海が呼んでいる。

磯につく。ポイントに入り、ロッドを振る。ショアラバ。

リグを落とし、ボトムを取ってからすぐに一定のリズムで巻き始める。あたりはない。

静かな海。反面、荒れた空。雨が降り注ぎ、風も強い。過酷な状況。
心が折れそうになりながら、それでもロッドを振り続ける。何も釣れない。

サンジはジグを投げ続けている。初めての海釣り。
40gのジグが次第にうまく飛ぶようになる。投げるたびに、上達している。


泳がせの針にアジをかけ、遠投する。潮が速く、リグが手前に戻される。穂先は動かない。
引っ張ってみると、根がかり。捨て糸をきり回収すると、鯵もいない。

そんなことを繰り返す。1匹、また1匹、鯵が居なくなっていく。

10時半。潮が止まり、心も折れかける。空腹だ。車に戻る。

サンジが朝食を作る。お湯を沸かし、コーヒーも入れてくれた。空っぽの胃が温まる。


卵とチーズを挟んだパンを焼く。半分に切り、シェアする。ただ、美味い。

普通のパン、普通の卵、普通のチーズ。
それがなぜ、外で食べることでこんなに美味くなるのだろう。

サンジがipodの音楽をBluetoothでスピーカーに飛ばしてくれた。
過酷な環境に置かれても、最後までオシャレには手を抜かない男の子である。


胃が満たされ、心にまた火が灯る。食事は大切だ。また戦いが始まる。


磯に下りる。午前中のことが頭に残り、手堅く餌釣りに走る。
オフセットフックにパレットシンカーでテキサスリグを作り、
自作の餌をつけてボトムに沈める。

すぐに穂先に反応が出る。あわせるがかからない。
何度かやりあって、ようやく1匹かける。小さい。

しかしどの釣り場でもアラカブは裏切らない。やりとりを楽しんだ。

そんな小さなアラカブなんかいらんすよ。

サンジは思ったことをずばり言う男だ。ひたすらジグっす。

これだけ気配のない海で、どうして頑張れるのだろう。正直もう戦いをやめてもよいかと
思っていたが、サンジはジグを振り続けた。遊び人だか、その根気には頭が下がる。

こちとら遊びには命かけてんだよ。ユーピーの言葉が思い出される。

一番奥の磯で釣っていたサンジが慌てたようすで戻ってくる。

突然ドラグがめちゃ走りましてん。
信じられないスピードで引っ張られて、思わず合わせたら切れましてーん。


マジンガー!?




その時ケンタの釣り魂に火がついた。

二日目 時合い

閉じられた意識の奥で、誰かが呼んでいる。懐かしい声だ。次第に記憶が戻る。

携帯から音楽。車の中。目が覚める。

雨の音。カーテンの隙間から、明かりが見える。携帯を取り、覗き込む。6時半。
空はすっかり明るい。朝だ。

恐ろしいほどよく寝ていた。サンジも同じらしい。
閉鎖的な空間は、もしかすると家の中の心地良いベッドより深く眠ることが出来るようだ。

タックルボックス。ロッドも手に束ね、無言のまま歩き出す。
険しいけもの道の奥から、海が呼んでいる。

磯につく。ポイントに入り、ロッドを振る。ショアラバ。

リグを落とし、ボトムを取ってからすぐに一定のリズムで巻き始める。あたりはない。

静かな海。反面、荒れた空。雨が降り注ぎ、風も強い。過酷な状況。
心が折れそうになりながら、それでもロッドを振り続ける。何も釣れない。

サンジはジグを投げ続けている。初めての海釣り。
40gのジグが次第にうまく飛ぶようになる。投げるたびに、上達している。


泳がせの針にアジをかけ、遠投する。潮が速く、リグが手前に戻される。穂先は動かない。
引っ張ってみると、根がかり。捨て糸をきり回収すると、鯵もいない。

そんなことを繰り返す。1匹、また1匹、鯵が居なくなっていく。

10時半。潮が止まり、心も折れかける。空腹だ。車に戻る。

サンジが朝食を作る。お湯を沸かし、コーヒーも入れてくれた。空っぽの胃が温まる。


卵とチーズを挟んだパンを焼く。半分に切り、シェアする。ただ、美味い。

普通のパン、普通の卵、普通のチーズ。
それがなぜ、外で食べることでこんなに美味くなるのだろう。

サンジがipodの音楽をBluetoothでスピーカーに飛ばしてくれた。
過酷な環境に置かれても、最後までオシャレには手を抜かない男の子である。


胃が満たされ、心にまた火が灯る。食事は大切だ。また戦いが始まる。


磯に下りる。午前中のことが頭に残り、手堅く餌釣りに走る。
オフセットフックにパレットシンカーでテキサスリグを作り、
自作の餌をつけてボトムに沈める。

すぐに穂先に反応が出る。あわせるがかからない。
何度かやりあって、ようやく1匹かける。小さい。

しかしどの釣り場でもアラカブは裏切らない。やりとりを楽しんだ。

そんな小さなアラカブなんかいらんすよ。

サンジは思ったことをずばり言う男だ。ひたすらジグっす。

これだけ気配のない海で、どうして頑張れるのだろう。正直もう戦いをやめてもよいかと
思っていたが、サンジはジグを振り続けた。遊び人だか、その根気には頭が下がる。

こちとら遊びには命かけてんだよ。ユーピーの言葉が思い出される。

一番奥の磯で釣っていたサンジが慌てたようすで戻ってくる。

突然ドラグがめちゃ走りましてん。
信じられないスピードで引っ張られて、思わず合わせたら切れましてーん。


マジンガー!?




その時ケンタの釣り魂に火がついた。

血抜きをすませ、足場に走る。

先ほどまでケンタの入っていた優良足場にはすでにサンジが立っている。
ナブラまでは届かないが、左右すべて申し分のないポイント。
ケンタの入ったポイントは左手に磯、左前にも磯があり、あまり広範囲に投げることが許されない。

遠慮のない男だ・・・。そんなことを思いながらジグを投げていると、

「ノッター」。サンジが叫んだ。

はいはい。80%信用できないため遠目に見ていると、はいうそーとは言わない。
え・・もしかしてマジ?

やがて相手が見えてきた。目測50センチ越えのシーバス(ふっこ)だ。
テンションダダ上がりでタモを手にし、細い足場を渡りながらサンジのもとへかける。

3.2.1.

最適なタイミングでタモを入れて、フッコをあげる。おめでとう。


先ほどの感情が嘘のように洗い流されて、心からサンジを祝福した。ハイタッチ。
テンションはMAX級にあがり、脳内にドーパミンがあふれ出している。

これが平戸、地磯。その地合い。

サンジは魚を処理しないため、サンジのフッコを持ってケンタが基地に戻る。
しめて血抜きしてまた足場に戻る。

次は開けてるほうの地磯にはいった。ナブラはないが、不自由なく投げれる場所だ。

メタルマル。エギングロッドで遠投!!

回収するようなスピードで巻いてくると、のった。でかい。

エギングロッドが異常な角度にまがる。やばい・・・・下手したら折れる。
一度ロッドを折ったことがあるので経験でわかる。これはいきなりバッドから折れる。

でもやめられない。とまらない。あとで後悔するだろうが、それでも自ら戦いをやめることはできない。
やがて相手が足元にきた。顔のでかいシーバス。

足元に磯があり潜られたら一貫の終わり。ゴリゴリにゴリ巻き・・・・。
サンジにタモ入れしてもらい、なんとか取り込んだ。


エギングロッドの限界だった。77センチ。

その後、同じサイズのシーバスを一匹ずつかけた。
一匹はタモ入れ時にフックが外れ、一匹はタモ入れ直前でエラ洗いしフックオフした。

下手したらあの2匹はランカーサイズ。しかし証拠はない。でも楽しかったのでよしとしよう。

なんにせよ、はじめてのソルトフィッシング。しかもダイソージグでシーバスをあげたのだ。
出木杉君だろう、よかったねサンジ。

その後メバルを数匹追加した。戦いは終わり。お片づけ。

魚はあとで並べて撮りたいというので、荷物だけ5分かけて駐車場に戻った。
駐車場で荷物を片付けて、また5分かけて磯に戻る。

クーラーボックスのところまで戻ると、そこに異様にデカい2羽のカラスがいた。
ケンタたちを見ると慌てて羽を広げて飛び去っていく。

まさかっ!!!

見たこともな大柄なカラスが2羽、我々を見て飛んで行った。

悪い予感は的中。

無残にもメバルが一匹、ほおりだされて穴だらけになっている。
たくさん釣ったガラカブもほとんどいない。

最悪なことには、買ったばかりのサンジのクーラーボックスも壊されていた。
ロックを外したうえで、わざわざ中のパッキンまで引きちぎっている。

サンジは落ち込んでいた。可哀そう。

というわけで、磯場のカラスは賢いです。
みなさまクーラーボックスの放置にはお気を付けください。


この後は、伊万里で温泉に入り、残されたわずかな気力で下道を帰ってきたわけで、
長らくご愛読いただいたevery 平戸遠征記もこれで〆とさせていただきます。

また大潮の日に行ってみたいな。

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