ブログ友の西山愛さんが本を出版されました。
 出版前のその本を、ケンタに送ってくれました!
 
 今日は仕事がうまく行かなくてとても疲れていたんですが、読み終えて心が綺麗に洗われました。
 
 ありがとうからの。レビューします。
 
『チェリー、僕は、』
西山 愛
誰かの真似でない、つまりオリジナルであるモノを見せられると、やはり嫉妬します。
 見たことのない言葉の選び方。そのつなげ方。
 そしてそれが、影響を受けても真似のしようのないものであればなおさら、
 嫉妬し、そのあとで、あきらめがつきます。
 詩というものはそもそものオリジナルなんでしょう。
 その人だけに与えられた言葉。その詩というものを、その美しさは損なわずに、
 これほど上手に物語に出来ることは、やはり才能です。
 他の誰も真似のできない言葉のつらなり。
 それが詩だけであれば諦めもつくのですが、この本の四章。
 最終章に用意されたタイトルと同じ、『チェリー、僕は、』という物語は、
 失礼を承知で言うならば美しい言葉のみで綴られた、
 けれど、物語としても完成されたお話であるという点において、嫉妬せざるをえません。
 たとえばどういう1日を過ごせば、どんな人生をおくれば、こんな言葉が、こんな物語が、出てくるのかしら。
 真似のできない文章を見た時、それはやはり神さまに与えれた才能なんだろうと思うのです。
「実は、過去を思い出すのは怖かった。
チェリー、僕は
でも、今は怖くない。この夢みたいに、思い出した後は、
優しい気持ちになれると思う。」(本文より抜粋)

天草生まれ、天草育ちのオジサンですが、ひょんなことから単身赴任になり関西へ。関西で魚が100匹釣れたら帰れるんやないかしらと淡い期待を抱きながら、日本海で魚釣りに励んでいます。キャンプ、車中泊などアウトドア全般が大好きです。
