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2017年6月 嵐の沖縄旅行

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*前書き

以前、年会費の高いクレジットカードに入会していたわけですが、
高いだけあって、マイルがガンガン貯まります。

しかしある年、年会費が急に倍になり、1年継続しましたが、
これは元が取れん!ということで解約。

月日が流れ、ふーさんの育児が始まったことで旅行どころではなくなり、
貯まったマイル(ANAマイレージカードに入りなおしてマイルは保存)だけが
放置されておりました。

しかしマイルにも期限があり、使わないまま期限が来ると無くなってしまう
という悲しき現実があり、さらにはふーさんが飛行機に無料で乗れる間に
一度旅行に行きたいね。

というわけで、旅の計画が始まりました。

北海道か沖縄か、という感じでしたが、我々は子連れ。
たぶん海が一番良いだろうということで、沖縄に決定。

これまで石垣島に3度、沖縄は1度旅したことがあり、沖縄の魅力は熟知
しております。

いわゆる、晴れれば楽園、曇れば普通の海。

以前は2月に沖縄を旅したこともあり、寒いし曇りだしで良いところなし。
やっぱり沖縄は春以降やね、6月くらいが良いんではないかしら?

ということなりました。梅雨とはいえ、沖縄。
ザッと降ってカラっと晴れるので穴場やでという情報を信じ、

いざ行かん!沖縄へ!!!!

の結末はご存じのとおり、とんでもない雨に打たれる旅となりました。
確かにザッと降りますが、スコールが通りすぎたあとも雨はやむことがなく、
いわゆる普通のシトシトとした雨もずっと降っておりました。

宿の方の話では、沖縄の梅雨は終わりにめちゃめちゃ降るそうです。
そして、まさに今は終わりの頃だそうです。

この経験を、みなに伝えなければ。
飛行機がローシーズンなだけはあります。沖縄の梅雨、
そして終わりころは危険です。

となると、冬はダメ、梅雨もダメ、夏は暑すぎるとなるわけで、
結局、どこへ行くにも旅行は秋ということですね。

しかし秋はまた台風があるので、これは一種のカケとなります。
楽園は運次第。そして、我々には2歳児の雨女がおります。はたして。

前置きが長くなりましたが、あんぱんさんが楽しみにされてますので、
旅日記を綴っていくことにします(期待されるとやる気が出るタイプ・・・)。

*1日目

12日、午前。

本当は石垣へ行きたいけれど、子連れで福岡出発はきついということで、
熊本から行ける沖縄へ出発!!

ふーさん初めての飛行機で大興奮かと思いきや、飛行機が飛ぶことも、
家や車が小さく見えることも、雲が隣にあることも感心なし。

ただただ、ジュースが飲みたい、パンが食べたいとゴネゴネ言っておりました。
そしてリエさんはふーさんを膝に乗せて、その上からシートベルトを
しておりましたが、行きも帰りも、シートベルトは大人だけ、子供も一緒に
すると暴れて動いたりするので首がしまると添乗員さんに注意されておりました。

1時間半の空の旅。そして楽園へ。

ついてみると、予報どおり雨。とりあえず普通にシトシトと降っていました。
空港について、タイムズレンタカーのバスに乗り、レンタカー屋さんに到着。
青のFITに乗り込み、とりあえず宿のある水族館方面へ向かい高速に乗りました。

心は、雨のせいか踊りません。

その雨は次第に激しさを増し、前が見えないほどのスコールに
代わりました。ハンドルをとられるほどの雨。

これはやばいとみなハザードランプをつけ徐行。
沖縄の雨ってすごいね・・・・と感心しましたが、きっとザッとふった
あとはカラっと晴れるのだろうと前向きに考え、

一路、水族館方面を目指しました。

しかしここまでお昼をとっていなかった我々。
空腹に耐えかね、高速を降りて、道の駅、許田へ。
以前来たときは、このあたりの海は真っ青で、まさに楽園でしたが、
本日は普通の海。青い海は、白い砂と陽の光を必要とします。

カーポートが一台分、たまたま空いたので駐車しましたが、
このカーポート。見た目は新しいのに設計不良か、外より雨が漏れてきます。
雨があつまって大粒となり漏れてくるので、びしょ濡れ。

なんやねん、、、と文句をたれながら店の中へ飛び込みました。

道の駅好きのリエさん。食事もとらず買い物をするということだったので、
ふーさんとケンタはレストランへ向かい、この旅、初のソーキそば。

一つをシェアしようねとふーさんに麺を半分ほど取り分けましたが、
それをペロッと平らげてしまいました。

麺好きなふーさんですが、ソーキソバはさらに好きみたいです。
そしてこの道の駅のソーキソバレビューですが、

たぶんお腹が空きまくっていたせいで、めちゃうまでした。

道の駅で買い物をしたとは、またFITに乗り込みましたが、
雨の強さにげんなりして、これは観光は無理ね。

もう宿に向かってゆっくりしようと、行き先を宿に変更しました。

16時頃、宿に到着。

初日の宿は、今帰仁村(なきじん)にあるひとつ宿、
tinto(天)tinto(空) (ティントティント)。

受付に向かうと、おしゃれなお兄さんが出迎えてくれました。
おしゃれなお兄さんに、お洒落な建物、お洒落な雑貨が置いてあり、
おしゃれな陶器も置いてあり、購入もできるということでした。

部屋に案内してもらうと、そこもまたお洒落。

海の見えるお風呂、海の見えるリビング(畳とベッドの部屋)、
いろいろ出来るデスクも完備されておりました。

すこし丘になった所にあり、部屋の階段を下りて道に出て、
坂をテコテコとくだると(徒歩5分)、部屋から見えていたビーチがあります。

その名も、ウッパマビーチ。

ちょうど雨も上がったので、ふーさんを連れてテコテコ海に向かいました。

沖縄らしく茂みに囲まれた道を抜けると、そこは楽園。
どこまでも続く白い砂浜に青い海。やどかりさん。白い親指の爪くらいの
足がめちゃめちゃ速いカニ。砂の色をした青い尻尾の魚。

湿度があり、そこそこ暑かったので水着になり海へ飛び込みました。
ふーさんは部屋に水着を忘れてきたので、裸にして海で遊びました。

梅雨期の沖縄。広いビーチが貸切です。珊瑚の化石?が交じった砂なので、
出来ればサンダルを履いていたほうが良いです。

ひとしきり遊んだあとは、また雨は降りだしたので部屋に帰り、
海を見ながらお風呂に入ったあと、紹介してもらった
「民謡居酒屋ちゃんぷるー」という居酒屋さんに向かいました。

ここは店名の通り、民謡の聞ける居酒屋。
ステージもあり、いまかいまかと泡盛(今帰仁の地酒は、美しき古里という泡盛)
を頂きながらステージが始まるのを待ちわびておりましたが、

そこは沖縄時間。もうそろそろ~という話から1時間、なかなか始まりません。
結局6時くらいにお店に入って、民謡ステージが始まったのが8時半。

なかなかの待ちでした(ふーさんが限界で、あきらめかけたときに登場)。

颯爽と現れたのは、V6岡田君似のイケメン、伊波秋杜(いはしゅうと)さん
と、そのお母さん。

秋杜さんが三線弾き語りで、お母さんが太鼓でした。
そしてこの秋杜さん。まだ23歳ながらなかなかの手練れ。

お客さんに絡む綾小路きみまろの話術に、超絶速弾き、歌はうますぎ。
こんな素材がこんな田舎村(失礼)に普通に居てはるのだから、
沖縄というところは凄いです。

高校生のころからステージに立っているらしく、CDデビューや
関西、関東へ遠征もしてはるそうです。
気になられた方は、FACEBOOKもされてるので検索ください。

ちゃんぷるーでは、お店のお姉さんが
ふーさんを見るなり、めっちゃ可愛い、今日頑張れると大変気に入り、
太鼓を持って来てくれたり遊んだりしてくれました。

沖縄の人、特に女性は子供好きな方が多いようで、みなさん寄って来ます。
そしてふーさんも子供好きな人は察知するらしく、人懐っこさを発揮し、
みんなとタッチしまくり。
愛想をふりまくりでした(ふーさんは割と人を選びます・・・)。

みなさん、「子供は泣いても笑っても可愛いよね、癒されるよね」と言ってはっ
たので、魔の2歳児なのにそんな寛容な視点で見れるなんて、さすが沖縄。

いつも怒ってばかりの自分の余裕の無さに、少し反省しました。

ちゃんぷるーを出たあとはノンアルコーラーリエさんの運転で帰り、
雨の音を聞きながら早々に爆睡。

夜中2時頃、何者かの鳴き声で目覚め、リエさんと蛇かカエルか蝙蝠か・・・
と推測しながらしばらく起きておりましたが、答えは、ヤモリだったそうです。
(パンフレットに書いてありました。ちなみにヤモリはどの宿に行ってもいま
す。笑)

キッツキキキキと大きな声で鳴きます。わかってしまえば何とやらですが、
繊細なケンタはその後、眠れなくなり(というか朝まで待てず)、
デスクで四継のパックロッドを組み、タイラバをセットしたあと、
浦島太郎のようにロッドを抱えて夜の海へ。

ちなみにリエさんは不安がっていたわりにすぐ爆睡していました。さすがです。

*二日目

5時半。日の出と共に海水パンツでウッパマビーチに行ったケンタ。
パックロッドにタイラバをセットし遠投。しかし反応なし。

次にワームを岩場に投げてみましたが反応なし。
最後はエギングとしゃれこんでみましたが反応無し。

砂の色をした魚(鯉くらいのサイズ)は何だったのか、
見えてますが食ってきません。

沖縄お魚レビューを書きたかったのですが、その後2時間反応なしでした。
少し沖では小さな漁船が網を投げていたので、何かは居るようです。

ちなみにこの釣行の間、雨が降っておりました。
しかしそこはビーチ。海水浴と思えば濡れても平気です。

上半身裸で、現地人のように海に向かってロッドを振りまくり、
釣れないも、旅の目的の一つを実行し、なんだか満足しました。

しかし雷雨と共に黒雲が近づいてまいりましたので、
この美しい海で感電死するのも悪くないな、と
一瞬思いましたが、や、まてよ・・・その場合ふーさんは誰が育てるんや。
リエさんのストレスのコップでは容量が少なすぎて無理よね。
やっぱこんなオレでも必要よね・・・とアホなことを思い、
逃げるようにウッパマビーチを後にしました。

7時半頃、宿に戻ると、ちょうど女子チームが起床。
ふーさんと海を見ながらお風呂に入り、朝食を頂きに行きました。

おしゃれなお兄さんがお洒落な朝食を運んできます。
ふーさんのランチプレートも、とってもおしゃれでした。

おしゃれな絵本やおもちゃで遊びおしゃれ気分を堪能し、宿をあとにしました。

雨の沖縄。

二日目、最初に向かったところは 「DINO恐竜PARK やんばる亜熱帯の森 」

旅の日程は、すべて旅行家のリエさんにお任せしております
(ケンタは飛行機の手配や駐車場の心配だけ)。

この恐竜パークは、ジェラシックパークの偽物版。
ジャングルの中に、動く恐竜(リアル)がたくさんいます。

けっこう不意のタイミング(通り過ぎたあととか)で動くので、驚きます。
おそらくリエさんは、子連れ旅行ということでここをチョイスしたのでしょうが、
ふーさんは小さいながら女子。

恐竜には興味がなく、リエさんにしがみついて、怖い怖いと言っておりました。

恐竜博物館のあとは、通りすがりに見つけた「よへなあじさい園」へ。
ここはとんでもない数のあじさいが咲いております。しかも今が時期。

ここは地元の方もたくさん来られていて、花好きにはたまらないスポットでした。

雨なので1眼は持たずコンパクトカメラなので、写真が残念です。

その後は、今帰仁村の山の上にある、海の見える「カフェこくう」でランチ。
雨もあがり、古い教室のような内装。木枠の窓から見える海は素敵でした。

農家レストランのような、野菜メインのランチ。
少ないかなと思いきや、お腹いっぱいになります。

ちなみにふーさんは、最後まで寝ておりました。
旅って2歳児には疲れるようで、いつものお昼寝よりたくさん寝ます。

その後、名護のネオパークオキナワ(名護自然動植物園)へ。
ここは、さらにジュラシックパーク館が増してきます。

広大な鳥の楽園を、列車に乗って回るのですが、途中餌やりなどもあり、
なかなか楽しいスポットでした。

鳥はとんでもない数、種類が存在していて、ちょっと怖いくらいです。
列車を降りたあとは餌をやりながら歩けるのですが、

これはリエさんとふーさんが怖がり、ケンタが餌で鳥を引き付ける間、

リエさんがふーさんを抱えて逃げながら先を進むという始末。

ちなみにケンタは園のおじさんに、「この赤いくちばしの子は手渡しで大丈夫、
手のひらに餌を出してあげなさい」と教えられ、

手の平から餌をやりましたが、なかなか激しくつついてきます。

「アラこの子じゃなかったワ」。

おじさんのひとことに恐怖・・・。

鳥の王国を後にし、お土産屋さんを通ると、行きも寝ていたレジのおじさんが、
帰りもまだ寝ており沖縄っぽさを満喫(経営大丈夫だろうか)。

その後、長浜ビーチというところを見て、宿に向かいました。

2日目の宿は、海辺の宿あまみく

ここは窓の外が海です。満潮時には海に浮かんだような景色になり、
眺めが最高ですが、チェックインからいよいよ雨が本格的に降りだし、

目の前が海なのにビーチには降りれず・・・
雷雨を聞きながら部屋で過ごしました。

朝。相変わらず雷雨。海も茶色になり、なんてこった状態です。
朝食が美味しい宿のようですが、この日は朝食がお休みでした。残念。

しかしこの夜から降り続いた雨は滝そのもの。これが熱帯雨林の雨か。
ザッと降ってカラっと晴れるどころか、1日中、ザッと降り続けました。
この宿にして、この天候は、最悪の結末です。晴れていればまさに楽園。

*三日目

3日目は、すぐに美ら海水族館へ。

ふーさんはなぜかお魚にもさして興味がありません。笑
大人だけ満喫し、外を歩いて向かわなければいけないイルカショーはあきらめ
(滝なので傘をさしてもびしょ濡れになるので)、

その後は食に走りました。

最初に向かったのは本部(もとべ)町にある山原(やんばる)そば
大雨の中、山から流れ落ちる雨水が道路にたまり、しかしこれは車を止めると
動かなくなるかもで突き進むしかない状態。

苦労のすえ到着しました。

ここは沖縄では珍しい行列の出来るソバ屋さん
(沖縄の人は並んでまで食べないそうで)。

はじめて行きましたが、大きな骨付きソーキも、強い豚骨風味の出汁も、
激うま。今まで食べたソーキソバの中で、1番美味しかったです。

ふーさんもガッツリ頂いておりました。

すっかり満足しましたが、もう1点。
以前行った、八重ソバにも向かいました。

こちらはあっさり。特徴は、やかんでマイペースに出汁を注いで食べるところです。
店内はおばあちゃん家みたいで、ジャンプも置いてあり癒されます。

美味しいんですが、あっさりなので、食べる順番を間違えました。
泡盛と同じで、度数の軽いほうから。

まず八重ソバを食べてから、山原そばに向かったほうがよさそうです。
*この二つが名店であることに疑う余地はありません。

そんな感じで、おなかいっぱい。

超雨(スコール)なので、さすがの観光大使リエさんもネタ切れとかで、行くと
ころもなく、
宿の方に向かいながら適当に走ってみることにしました。

超雨の中、信号待ち中、ふと右側に視線を移すと「森のガラス館」の看板。
体験工房とも書いてあり、車もたくさん止まってます。

「リエさん、まさにコレやない?」と超雨の過ごし方について説いてみると、
「ほんまかいなばりおもろそうやんけ!!!(とは言ってませんが)」とのことで、

早速店内へ向かいました。

どうやらグラス作りは時間が過ぎたようですが、他にもジェルキャンドル作りや、
フォトフレーム作りなどいろいろな体験があります。

考えた末、ジェルキャンドル作り体験をすることにしました。

これがまた、アート心をくすぐる代物で、自分で中に入れるアイテムを選び、
数十種類の砂の中から組み合わせを選択し、作りあげていくのですが、

とてもふーさんの月齢で出来る代物ではなかったので、リエさんに任せた
ところ、早々に断念。けんけんやってとのことで、結局ワテクシが作りました。

その後、リエさんは自分で作りたかったとなぜか嘆いておりました。

中には貝を3つ入れ、それぞれ3人で何か書きました。
ふーさんの書いた絵柄は、なんだかアーティステイックです。

それから、店員さんがジェルを入れて固めるまでのあいだ40分ほどかかる
ということで、店内で父の日のグラス選び。

しかしここでふーさんが超暴れ。ガラスなので何かあっては一大事と、
ケンタとふーさんは外で待機。

その間、超雨を眺めていましたが、もはや感動的な降り方でした。
排水溝からは水が逆噴射。
熊本であれば5年に1度くらいの降り方。災害レベルです。

しかしジェルキュドルが出来たあとも、いっこうにリエさんが出てきません。
ケンタであれば2分で決まるグラス選びですが、任せてしまえば二日かかります。

店内に入り、おすすめを教え、また外に出ましたが、
それから三十分。まだ悩んでおります。

ふーさんの子守りが超大変なのもあり頭にきて、もう一度言いに来ましたが、
分かった分かったと言いながら、その後もまだ悩み続けておりました。

ふーさんの子守りの大変さは母親なのでよく知ってるはずですが、
迷い好きなので(本人曰く、好きで迷うわけではないらしい)、
迷いのほうが優先されるようです。

これは父の日に限ったわけではなく、母の日の傘も超絶迷いはりました。

人の好みはそれぞれなので、喜んでもらえるかはまた別の話ですが、
毎回これくらい悩んでるので、好みでなくても傘もグラスも使ってくださいね。笑

それからようやくグラスが決まり(けっきょく、ケンタの選んだもの)、
店内を後にしました。

しかしふーさんは、女子ですが男子レベルに暴れます。
じっとしていられず、駆け出していろんなものを掴み、投げたり叩いたり。

最近は男の子が大人しいらしいので、おそらくクラスの覇者になるんでは。

三日目の宿は、備瀬のフクギ並木の中にある「ちゃんや」。
フクギ並木といえば「ちゃんや」というほどの名宿です。

フクギ並木は蚊がすごく、道を歩けば数十匹に囲まれますが、
なぜかケンタは刺されませんでした(アロマ効果?)。
リエさんは2匹ほど刺されたようです。

しかし、蚊はいますが何故か虫が全くいないので、虫嫌いのリエさんに
とっては良かったようです。

ちなみに宿は新しく、中にはなぜか蚊は入って来ません。
寝るときは雨戸を閉めきるのが少し大変なので、これは泡盛を飲んで
酔う前にやっといたほうが良いです。

食事は少し離れたところにある御食事処ちゃんやまで歩いて向かいます。

ここではアグー豚の焼肉か、しゃぶしゃぶを選べますが(予約制)、
今回はしゃぶしゃぶで予約してありました(リエさんが)。

この宿のお姉さんは、接客が上手で、子供好きです。
食事も1品ずつ丁寧に紹介してくださるので、美味しく感じます。

○○さん作ったの海ブドウ、粒の付きがすごい、1日置いて再生させ、
いちばんおいしい状態など。

そしてアグーのしゃぶしゃぶは絶品。
モモ、ロース、バラとありますが、どれもうまし。ゴマダレもうましです。

やはり宿に食事がついているというのは良いもので、
もし両親に進めるなら、この宿です。

海も徒歩2分。

この海は砂浜に石や岩がたくさん埋まっており、泳ぐ感じではないですが、
干潮時はたったまま、熱帯魚が見れるそうです。

ビーチの奥には浅瀬を歩いていけそうな離島、神の島があり
(本部の人々は礼拝するそうで、島に上がってはいけないそうです)、
神さま好きのリエさんがしばらく佇んでおりました。

ケンタとふーさんは、砂の多い方へ泳ぎに出かけました。
ひとしきり遊んでいると、何やらアーサーを育てているエリアを眺めている
ファンキーなおじさんが近づいてきました。

リエさんも合流したところで、写真を撮ってくれるとのこと。
水中カメラマンを40年やってるとかで、写真はプロの事。

親指フォーカス設定にしていることを説明しようとすると、
何、ワタシはプロよ。わかるかかるとのことで、写真を撮ってもらうことに。

このおじさん、とにかく良くしゃべります。

はい、ここに立って、女性はこっちね。と、砂浜に立ち位置をつけ、
写真を撮ったかと思うと、次の立ち位置を決めて、また写真を撮ってくれます。

計4種類の写真を撮ってくれました。

ここで撮ったことはないけれど、見てみんさい。あんたよりよっぽど上手よ。

その後もよくしゃべるしゃべる。アメリカのカジノに行った話、沖に出てる船が
何をとってるか、釣り人が何を釣っているか、スピードランニングで覚えた英語
が堪能だとか、あんたらはちゃんやーね、格好を見たら分かるよ、あっちのリ
ゾートならわしみたいな良い格好をしとるからね、と自分のよれよれジャージを
指さしたり(ギャグなのか??)、わしはカメラマンを40年やっとる。41年
やっとる人には負ける。39年の人には買ってる。なんの話や、と自分でつっこ
み。とにかくこちらが聞いてもない事をオチ付きで矢継ぎ早に話されるので、
こっちの思考が追い付かず、ハイハイ言っていると、

海ブドウや、アーサー(アオサ)も養殖していると話始めました。
何せ町のお店で買うと3000円だけど、おじさんの店で買うと500円だとか。。

頭の回転がおいつかず、とにかく家に来なさいというので自転車に乗ったおじさ
んのあとをフラフラ付いていくと、後ろからリエさんが、

けんけん、帰ろう、帰ろうと必死の様子。

なんかよく分からないが兎に角必死だったので、おじさんにやっぱり帰ると告げ
ると、
そうなーハイハイ~と言いながら速攻で立ち去って行きました。

なんやったんや。

その後リエさんに話を聞くと、どうやら何かの案内書に、集落で自転車に
乗ったおじさんに注意、話しかけられてついていくと、海産物を法外な値段で買
わされるとか書いてあったそうで、このおじさんじゃ?とのこと。まぢか。

言われてみると確かにうさんくさい。

海ぶどうが3000円の訳はありません。
JA沖縄では150円。その他でも普通に500円くらいのはず。

写真も、この場所で撮ったことないと言ってたけれど、あの立ち位置の決め方の
速さ。日々、構想を練っているであろう、手慣れた所業です。

しかし、結果、写真を撮ってもらったので、よかったのですが。笑
写真も上手だったので、あながちウソをついてるわけでもなさそう。

ほんまはどっちなんやろう。

気になったので検索を掛けてみると、まさにこのおじさんやんけ!なブログ
書いている方がおられまして、ことの結末が解りました。
写真まで・・・ネット社会、おそるべし。笑
2013年の記事なので、それから4年。おじさんも頑張っとります。

口コミ情報もあり。みなさまもご注意ください

そんなイベントを挟みつつ、朝食へ出かけました。
ふーさんの分も用意してあり(夕食もありました)、
みんなで美味しく頂きました。

やはり沖縄の女性は子供好きで、朝対応されたスタッフの方も帰りはバイバイ
タッチをしに外まで出てきてくれました。

この日は最終日。

この後は、雨が降ったりやんだりで特に観光には問題ないレベルだったので良
かったです。
JA沖縄でお土産を買い(地元の食材は地元のお店に限ります。街に出ると高
い。JA沖縄で150円のパインが、国際通りでは1000円。あながちおじさ
んの言う話も嘘ではないかもですがさすがに海ブドウ3000円はないか)、

父の日の泡盛も選びました。

前日にちゃんやーで飲んだ泡盛。本部の地酒、「珊瑚礁」。
これは通常の珊瑚礁のほかに、5年もの、10年ものの古酒があります。

宿では通常の珊瑚礁を飲んで、2杯目に5年物を飲みました。
父の日なので、奮発して10年物にしました。堪能ください。笑

それから、ほとんど時間がないなか国際通りへ。
駆けずり回り、衣装を着て写真を撮れるお店をさがし(着付けまでしてくれて、
写真は自分たちで撮るので安い。1000円ちょっと)。

リエさんは雑貨屋さんにより、その後車にかけこみダッシュでガソリンスタンドへ。
レンタカー指定のガソリンスタンドで入れましたが高い!ちょっとぼられました。

空港へ。保安検査場を抜けると、バスに乗り飛行機まで向かいます。
飛行機は混雑しているとかで25分遅れました。

帰りの飛行機は、後ろの席に沖縄の方らしい女性二人組。
ふーさんがすぐに懐きまして、遊んでもらいました。

帰りもわざわざ挨拶してくださり、やはり沖縄の女性は子供好きであることを
確信。

熊本に着くと、これでもかと晴れ渡る青い空。なんでやねん。
むしろ熊本のほうがすがすがしいやんけ、などと思いながら、
車に乗り家に帰りました。

島とうがらしを買ってきたので、買ってきた美しき古里(パック)に
つけて、コーレーグースーを作る予定。

リエさんもアーサーや島ぶどう、麩、パイン、パッションフルーツなど
いろいろ現地のものを買いこんだので、しばらく沖縄料理が堪能できそうです。

しかし150円のパイン。うまい。めちゃめちゃ買いこめばよかった。

反省点は、やはりシュノーケルは必須。なかったので海の中を見られず。
それから、釣りは家族と一緒は無理。道具運びが大変なだけでした。

旅行はシンプルに。夕食は自炊せずお店へ行く。
洋服もTシャツと下着で十分(湿度があり暑い)。

洗濯も、どこの宿も出来るので、着替えも最小単位で。

帰ってきて熊本の晴れた空を見ながら、4日ぶりに草木に水やり。
なんとかゴーヤやキュウリ、花も枯れずに居てくれました。

庭に水を遣ると思います。
遠い国を旅するのも良いけれど、日常も捨てたのもではないかも。

毎日水を遣り、年月をかけて作った庭。
自分の住みやすいようにレイアウトした家。

もっとも落ち着くのは、やっぱり我が家です。
日々を丁寧に生きる事。そんな基本を旅より逆説的に学びます。

旅日記、終わり。

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