もしかすると船釣り以上に、カヤックフィッシングには魚探が必要です。
なぜか。
小舟一つ。つまり、自分の身一つに命を預けているカヤック。
やみくもに漕いでいるだけでは危なすぎます。
情報化社会になって、世の中は凄く便利なことになりました。
情報は、命です。
ガーミンストライカー4
バッテリーと、ソナーが必要です。
ソナーは、得意のイレクターパイプでブラケットを作成しました。
カヤックのロッドを収納するゴムの部分に取り付けて、
すぐ取り外したり上に跳ね上げたりするアイデア。
水中に沈めるため、着岸や、水深の浅いところにいった際はすぐに水中から出す必要があります。
あとわりと水流による負荷がかかるため、ただ漕ぐだけのときは外しておいたほうが漕ぎやすいです。
バッテリーはカヤック内に収納するため、取り付け、取り外しできる平型端子で接続部作成。
ケーブルは、カヤック本体のネジ穴に穴をあけ、ケーブルがぎりぎり抜けるようにしました。
左がバッテリーへ。
右がソナーへ。
魚群は勿論、水深や、水温、バッテリーの残電圧、時間がわかります。
岸の形状もはっきりわかります。
たとえば海藻のエリアは、海藻の形が画面にうつります。
もうひとつ便利なのがコレ。
白地図ですがGPSで、自分の進んだ経路が線で表示されます。
それを基準に、自分がどちらに流されているか、つまり潮がどちらに流れているのか、
さらには漕いでいるスピードが時速で表示されるので、
たとえば潮に逆らっているときは時速2k、潮に乗っているときは時速6kなど、
この白地図は記録されていて、翌日もラインが表示されたのでポイントに向かうのは最短時間でした。
情報が分かるので、計画が経ちます、すげすぎ、
同時表示もできます。便利すぎ。
周波数別で表示も可能。
たぶん使わないだろう機能もあります。
魚探デビュー戦は、使い方が分からず(英語さっぱり)、2時間くらいはデモモードに一喜一憂しておりました。
どこを漕いでも水深が変わらないのと、いちいちリセットかかるのと、魚の反応がないのに違和感。
ソナーを水中からあげてみても表示され続けたので、もしかしてこれ・・・・
と設定をあれこれ確認したらデモモードがオンになってました。やられた。
あと、初期設定で水深がフィートで表示されます。
これは英語設定が分からず海上でぐぐって、何とか解決。
setting→Units→System Units→Custom→Depth→で、
Feetか、Meters を設定します。
家でいじっててもたぶんわかりません。
海上に出て、必要に迫られれば人間必死になるので、大体の使い方が把握できます。
とりあえずデビュー戦の海は、
やたら潮が沖にながれるポイントがあり、そこに魚が集結。
水深の浅いところから水深40mまで魚の反応がぎっしり。
しかし沖に流れるので、戻るのは潮に逆らい大変。
あまり長くはとどまれませんで、残り体力を計算してとどまれるのは30分そこら。
戻って釣ってを繰り返せば釣果は伸びますが、エンジンのないカヤック。
やめる勇気が最優先されます。
あと潮の流れないゆるやかな釣りしやすいポイントもたくさんありましたが、
そこは海底に起伏がなく、おそらくずっと平坦な砂なのでしょう。
魚の反応まったくなし。
ためしに釣っても何も釣れず。
これだけの情報が、船に乗っていながら解かる訳で、効率を考えるとすごい。
無駄がなくなるので、釣果は伸びるし、安全性もかなり向上しますね。
冬までのカヤックシーズン。めっちゃ楽しめそう。
去年は置くところがないので買えず、カヤック危ないっすよ、と負惜しみを繰り返していたサンジ。
いきなりカヤックの送料について語り始めました。
置く所さえあれば今すぐにでも買うんですけど、とのこと。
引っ越しを提言しときました。笑