天草へ行く日。朝からママが魔人モード。魔人ブゥになってしまいました。
 こればかりは仕方なし。ホルモンバランスサイバイマンの仕業でしょう。
 しかしケンタも我慢のできない性格。
 普段はるろうに剣心のように穏やかな私ですが、魔人ブゥに対峙するとすぐ抜刀斎になってしまいます。
 怯えた町娘のように2階へ駆け込み、寝たふりを決め込み過ごしました。
 さて、もろもろの準備も終わりましてふーさんを助手席に乗せて、天草へ出発。
 そうそうにふーさんが、「ママ、怒ってたねぇ・・・」と発言しました。
 ケンカしたわけでもないので直接怒ってたわけではありませんが、雰囲気で感じてたようです。
 2歳4か月。もうほとんどの物事を理解しているなぁ、と感心。
 天草ではこんなことがありました。
 じぃじとにぃにが収穫したお米。米袋の群れに突撃したふーさん。
 おもむろにお米をつかんで、なげるそぶりをしました。
 じぃじたちがお米してるので見てたでしょ。投げたらパパ怒るよ。
 と言ったはなからお米を投げたので、激しく怒りました。
 お米してるの見てたでしょ、投げたらダメって教えたでしょ?なんで投げたの。
 ちゃんとお米にあやまりなさい。
 あやまらないもん、とふーさん。
 あやまりなさい。あやまらないもん。あやまりなさい。あやまらないもん。
 しばらく繰り返したところで、機転の利いたふーさん。
 パパも一緒にあやまって?と来ましたので、なぜか一緒にお米にごめんなさいしました。
 これ男の子だったら言わないよね・・・・。ませてるというか、ごまかし上手というか。
 呆れ半分、感心しました。
しかしこれだけ物事をわかっていて、ほとんど不自由なく言葉を話す傍ら、善悪の判断は出来ません。
したらダメだよ、と伝えても暖簾に腕押し。
悪いことをする専門家になったようで、言ったはなから同じことをしてみせます。
昨日はケンタの膝の上にあおむけに乗って遊んでいたふーさん。
足をふりかぶって、ケンタの顔をけりました。
軽く蹴った感じだったのでそれほど痛くはなく、「パパ顔痛いから蹴ったらダメです」と教えた直後、
イヤと言いながら今度は大きく振りかぶって顔を強打。メガネが鼻の脇にささり、悶絶するほどの激痛。
痛みは怒りに直結するようで、カチンと来て激しく怒りましたが、泣くだけでほとんど反省もしてないようでした。
ちょっとしたことで癇癪をおこし、床に寝そべって大泣き。
一日中機嫌が悪く、言うことを少しも聞かないため、まともに向き合うと頭がおかしくなりそうです。

生まれたときから病院一の大声、大泣き、癇癪持ちだったのが、そのまま比例して2歳4か月になったようで、
 時々、本当に家から追い出すくらい激しく怒ってしまいます。
 しかし激しく怒ってもほとんど堪えてないようなので、やっぱり怒ることには意味がないのかと思ったり。
 ご飯もちゃんと食べることは少なく、ぐちゃぐちゃにして遊んだり、癇癪を起してスプーンを投げつけたり。
 投げたり、つねったり、という行為はどれだけ教えてもなおりません。
 2歳児は善悪の判断がつかないので怒っても意味がないと言います。
 たしかに理解してないと感じますが、怒らずにいたらモンスターになってしまうのではと思ったりします。
 みんな躾ってどうしてるんだろう。
 あえて踏み込むと、最近よく言われる叱らない育児は、理想論のような気がします。
 叱らず、理由を説明する。ダメな理由を根気強く説明するとありますが、
 そんな理屈一辺倒で育児が上手くいくものかしら。
 理屈ぽい、口ばかり立つ子供に育ってしまうんじゃ。
 昔は体罰も当たり前でした。今は厳禁。
 でも昔の体罰は暴力ではなく、躾。ケンタもお尻を叩かれて育ちましたが、
 それで萎縮したとか、心がゆがんだということはないような気もします。
 特に男親なので、厳しい存在でいなければいけないんじゃないかとか。
 逆に母親が、優しく、逃げ場となる存在でいればいいんじゃないかとか。
 立場で言うと、じぃじとばぁばはただ優しい存在で居てほしいなと思いますが、
 親の場合はすべての責任を持っているので、ただ優しいだけでは居られません。
 兎に角2歳児の育児をしていると、育児をしているだけで時間が過ぎていきます。
 ほかに何かするような余裕はなし。
 ママ居ないと泣きながら道路へ飛び出したりするので目も離せないし、
 精神的にはもっとも疲れる年頃のようです。
 しかし聞いた話では、3歳、4歳はもっと大変とか。どうしよう。
 追記>
 いろいろ書いたところでふーさんはママっこ。
 ケンタが仕事へ行くときは、さびしがってもくれません。
 1歳代は泣いてくれましたが、最近は、
 パパ仕事行ってくるね
 はーい
 パパ仕事行ってくるけど寂しくないの
 ママがいるからだいじょぶー
 パパ仕事行くからチューして?
 呼びかけるも、積木の収納の箱のフタをつけるのに夢中で、
 振り向いてもくれません(スライドさせる必要があり、難しい)。
 しばらく玄関から呼びかけましたが、まったく来てくれず。
 パパ行くよー?
 いいよー
 とのことで、あまりの冷たい反応に、ケンタの方が泣きながら出社する日々。
 逆にママが一人で買い物に行ってしまった場合、
 すねて帰ってくるまでずっと癇癪を起して泣いてます。
 なんやねん!!
 2歳4か月の記録として。


天草生まれ、天草育ちのオジサンですが、ひょんなことから単身赴任になり関西へ。関西で魚が100匹釣れたら帰れるんやないかしらと淡い期待を抱きながら、日本海で魚釣りに励んでいます。キャンプ、車中泊などアウトドア全般が大好きです。