シーズン1 Ep14 天草人(あまくさびと)

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ユニポスのおかげで、最近は文豪と呼ばれることの多い私です笑

文豪でも何でもなく、ただ春の竹のように妄想癖に溢れているだけで、真の文豪とは言葉すら必要としないのだろうと思います。

剣聖同士が戦うと、動くことすらなく試合が終わるのだとか。 パワ電の賢者、賢さんのように、シンプルな言葉の中に暖かく深い海のような広がりと含みを持たせることが出来るひとを、真の文豪と呼ぶのだろうと思います。

私のは、ただ長く書いてるだけの筍の集まり笑

妄想癖には長けているようで、たとえば天草と聞くと10個くらい書きたいことが浮かびます。

ちょっとした病の可能性もありますが…

そんな私の作文に、いつもたくさんの拍手を頂きありがとうございます。

先週のダイジェストが新設され、上位を独占してしまいましたが、完全にパワ電のみならず半本各地から他部門の私に惜しみなく拍手をくださるみなさまのおかげに他なりまへん。

感謝。

せっかくなので、今回は天草を特集してみたいと思います。

先日は人吉をメインとした作文を書きましたが、人吉でも奈良でもなく天草についてのリアクションが多く、ちょっと嬉しかった私です。

天草は本当に田舎で、天草しか知らなかったころのリトル健太郎は早く都会というところに出たくて仕方がありまへんでした。

高校の同級生と修学旅行に出かけたときは、天然の同級生が電車の乗り方を知らなったため、改札を飛び越えてしまい駅員に確保された(我々も巻き添え)エピソードを持つくらい、天草は田舎です (うちの9歳の娘ですら、一人で新幹線に乗れることを思えば、信じられない恥ずかしい記憶です) 。

出来るだけ遠いところを希望して、選べる中で一番遠い会社に就職したのが三菱電機との出会いでしたが、都会に出てきて初めて、天草の良さを知りました。

子どもの頃は天草各地を転勤しました。

牛深や、苓北という海の町に住んだこともありました。

今思えば、どこも車でちょっと走れば行ける距離。

なぜ父親は単身赴任してくれなかったのかと思ってしまいますが、子どもの頃は、牛深と苓北はアメリカと日本くらい遠いところだと思い込まされておりました笑

牛深は幼少期。

天草では最も南に位置していて、東シナ海に面しており漁業が盛んな土地として知られております。

牛深で育った人しか知らないような貝、魚を、当然のように獲って食べていた幼少期。

イワシも今でこそ高級魚ですが、当時はいくらでも獲れました。

苓北も海の町。

小学校の4年生から中学2年まで住んでいましたが、海産物には満たされました。

おばあさんが籠に雲丹やカニを入れて持ってきてくれるのですが、500円くらいで買ってた蟹や、その場で割って海水で洗ってスプーンですくって食べさせてくれる雲丹の味は、大人になった今でも忘れられまへん。

渡り蟹なんかも今より大きくて、海に釣りに行けば堤防から化け物サイズのアラカブ(カサゴ)が鯵釣りのサビキにかかるところでした。

夏には堤防の橋と橋を陣取って、打ち上げ花火で戦争ごっこ。みんな手にやけどをしながら心行くまで戦いました。

たぶんみなさんのイメージよりずっと本格的な戦争ごっこです。

何十メートルもある崖から海に飛びこんで、勢いのまま海底の自転車を発掘したり、都会に生まれたら体験できないような日々を過ごしました。

海に飛び込んだ時に、海水パンツの隙間からマイタムタムをイラ(海月の仲間?)にさされて、人吉の名家、皆越氏のように腫れまくって泣いた経験もあります。

貝の種類も豊富で、今でも道の駅に行けば海女さんがとってきてくれた貝を食べることができます。

娘も天草の海で育てたので、本物を知っています。

貝も、伊勢海老も、雲丹も、車エビも、ヒラメも、ウツボも、天草にはあります。

ウツボなんかは高知が有名ですが、天草でも五和なんかはとって食べるようです。

私もカヤックでウツボを釣ったことがあるのですが、狭い船上では化け物そのもの。

無敵に暴れまわるウツボを、つかむこともできず網で抑えてなんとか確保しようと思いましたが、網の間をくぐったりやぶったり、あげくは私の大切なタムタムに襲い掛かってきましたもので、上陸前に取り逃がしてしまいました。

一般の日本人なら見た瞬間に逃げ出すレベルの化け物ですが、海の民には極上のご馳走に見えてしまうもので、命がけの戦いでしたが、さすがにタムタムには変えれまへん(おかげで娘に恵まれました)。

雲丹は、猫の島と呼ばれる湯島(天草の離島)がおすすめです。

離島と言っても近いので、数百円払えば30分ほどで上陸できる島です。

乙姫屋、というお店があって、夏季限定で海女さんが素潜りで獲ってくる雲丹を食べれます。

割りたてで、殻が動いている雲丹を食べたことがありますか?

お店で食べる雲丹は、すべて偽物なんじゃないかと思える本物の雲丹です。

5月から食べれます。

雲丹割り体験(要予約)もありますので、お子さん連れでぜひいらしてみてください。

娘も大ファンで、パパ、ウニウニウニウニウニ、ネコネコネコネコ、楽しみーとラインが来ます。

もうすぐゴールデンウィーク、ぜひおでかけください。

淡路島の黄ウニや、大間のウニも美味しいんでしょうけれど、天草の赤ウニも負けてまへんよ。

北海道の毛ガニや、鳥取のズワイガニも美味しいですが、天草の渡り蟹も負けてまへん。

早く飛び出したかった天草ですが、今はユニポスで自慢したいくらい大好きな故郷です。

海の島に育ったことを、ルーツとして誇りに思っています。

みなさんのお腹が鳴りだしたところで、今回は筆を置きたいと思います。

謎の業務化しているユニポスの連載ですが、憂鬱な月曜の朝に、少しでもみなさまのお目覚めに役立てていたら嬉しい私です。

愛をこめて。

#飛び石連休。月曜に出勤された戦士のみなさま!お疲れ生🍺ですっ💦

#そんな私はGW知らず。唯一GWがあったのは20の頃。 #カナリアカラーのファイアーストーム(VTR1000F)に乗って、10日間の旅に出ました。題して、中部北陸全県制覇の旅。

#今はなき、開成寮を出発。

#光の射す方へ

#ヘルメットを装着した瞬間、世界は闇に閉ざされました。

#息が、息が出来まへん

#同期のマティ班長の高笑い

#やっぱお前、天才やわ。狙ってないボケだけは、めっちゃオモロイわ

#オモロイとかどうでもよいから助けてくれ..

#フルフェイスを反対にかぶると、なかなか取れまへん

#素敵な連休になりますように

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